つるみん

JUDY(原題)のつるみんのレビュー・感想・評価

JUDY(原題)(2014年製作の映画)
2.0
【Missing】

愛犬Judyが突然の失踪。いくら探しても見当たらず、涙を流しマスカラが落ちながらも捜索活動を続けていると、大量の釘が刺された木箱を発見し…。

みんな大好きネクロストーム作品であるが、これはかなり控えめ。正直、本当にこれネクロストーム?『アダム・チャップリン』を撮った人?と疑うほど大人しい。

愛犬Judyが失踪してから、何も起きない。ただただ怖がりながら捜索するだけ。大量の釘が刺さった木箱を発見した時はもうすでに終わり10分前くらいの話。

本作の特徴といえば、まるで渡辺直美とハライチ岩井がコントで見せた塩の魔人と醤油の魔人のような白塗りピエロたち。〝The Crows〟という大道芸人集団。たしかに日常にあいつらが普通に現れたらめちゃくちゃ怖いけども…映画としてはインパクトが薄い。彼らが持つ『ノーカントリー』に出てきた牛を殺すための銃みたいな、鉄パイプで作ったような特殊な銃は出てくるが、出番はかなり少ない。

と、いった感じでストーリー自体もグロ自体も控えめなネクロストーム作品だった。
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