木村大作監督らしく、とても美しい時代劇。
キャストからスタッフに至るまでおそらく本人達の手書きで書かれた名前がずらりと流れてくるのを見て、この作品に込める意気込みが伝わってくるようだった。
特に主人公を演じた岡田准一の殺陣の身のこなしなんかはずば抜けていて、観てて気持ちよかった。
その岡田准一の演じる瓜生新兵衛という武士があまり好きになれなかったのと、やっぱ話のパンチの弱さが惜しい感じはしたけど、美しい映像と細かな演出を堪能する映画だった。
眠気を押して鑑賞した割には、映像の美しさにどんどん目が覚めていくというね。
雪の中での斬り合い場面はすごかった。