えいがドゥロヴァウ

バック・トゥ・ザ・フューチャーのえいがドゥロヴァウのレビュー・感想・評価

4.8
映画を観るときには
如何に真っさらで童心的で純粋な目線でその映画を楽しめるかというのが
半ば自分自身のなかでは命題になっていたりするのです
色んな映画を観て目が肥えたとしても
そういった純心な目線というのは失いたくないものです

僕は映画を観てその映画を評価するとなったときは
僕自身が人生経験のなかで培ってきた価値観がどうのということより
それを圧倒し凌駕した世界観を提示してくれる作品にこそ魅力を感じるのです
それは作品が制作されたお国柄だとか環境が多分に影響してくるところではありますが…

僕自身は天邪鬼なところがあって
流行りものが流行るほどに興味が失せてしまう気質があるのですけれども
(なんというか、みんなが観ているのなら僕が観る必要はないので)
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のサーガは
そんな偏屈な気質を吹っ飛ばしてくれるほどの娯楽性を提示してくれます
そういった圧倒的なエネルギーやある種の振り切ったベクトルを提示する映画というのは
それだけ人の心を動かす力があると信じますし
そういった境地に至っている映画に対しては
僕みたいな半端者は無条件降伏するしか手立てがないのでございます