今更語ることも無いほどに語られ尽くした世界的名作。義務教育時代に何度も見たが、約10年ぶりに再度鑑賞。
思い出補正も多分に入っているかと思われるがご容赦を。
改めてその完成度の高さに驚いた。
無駄のない伏線。
魅力的なキャラクター達。
随所に散りばめられた笑い。
ワクワク、ドキドキさせるストーリー。
どれも一級品で現在も作られ続ける創作物の基本とも言える部分がしっかり押さえられている。
テンポもよく、場面展開も自然かつ早いため、途中でダレることもない。
SF作品は複雑で説明が多くなりがちだが、主なストーリーラインを父と母の馴れ初めに絞ることで、シンプルかつ大きな破綻が無いようになっている。
基本ギャグ調に描かれていることも手伝ってか、小さな矛盾もいくつかあったがあまり気にならない。
マイナス点が特に見つからなかった。
映画という媒体にこれだけピッタリ当て嵌まっている作品を私は知らない。
陳腐な言い方だが、時代を経ても色褪せない名作とはこういう作品を指すのだろうと感じた。
まだ見た事ない人の方が少ないかもしれないが、万人に自信を持ってオススメできる一作である。