Masato

チャーリーズ・エンジェルのMasatoのレビュー・感想・評価

チャーリーズ・エンジェル(2019年製作の映画)
3.7

チャーリーズ・エンジェルの再映画化作品。

エリザベス・バンクスの丁寧ながらふざけたい欲が滲み出てくる作りが物凄く良い。エンタメに徹しながらもフェミニズム色全開で芯が通っており、現在におけるチャーリーズ・エンジェルのありように正解を導き出し、再定義した作品になったのではないかと思う。

良い感じにアクション・コメディ。作品になぞらえて主題歌にアリアナ・グランデ、マイリー・サイラス、ラナ・デル・レイの御三方を集めたこともすごいし、何と言ってもスパイアクションとしても丁寧な作り。変哲はないものの、コンセプトとキャラクターを際立たせるための脚本ができていてアクション・コメディとして適当。

冒頭からセクハラしまくって女性を見下しまくる男性のシーンで始まり、そこからチクチクと男性の気障りな言動をコメディっぽくいれていて笑える。誰のお陰でチャーリーズ・エンジェルが成り立っているのかを明示するメタ的な含みを持たせるラストが最高。女性のエンパワメントを痛快に表現したラスト!

クリステン・スチュワートが思ったよりもヤンチャなキャラだった。ナオミ・スコットのドタバタっぷりも、エラ・バリンスカのザッツスパイな身のこなしも最高。身長高くてカッコよすぎ。

エリザベスバンクスは監督脚本やりながら出演までしてめちゃくちゃ映画ネタとかでふざけてんの本当にこの人かっこいいわ。この人の姿そのものに勇気もらえるよね。
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