女と女、女と男、男と男…属性に関わらず人間関係の土台となる憧れ、聖性、嫉妬、醜さ、駆け引きのすべてが詰まっている。
"まだ子供だから…"ではさすがに看破できない久我美子のシステムクラッシャーぶりに腰が引けるが、現代もあのタイプはそこここに居る。
女性の内面描写の強度、台詞の切れ味は「乳房よ永遠なれ」「女ばかりの夜」で脚本/脚色を手がけた田中澄江の功績が大きいのではないか。
美輪明宏が妖艶に唄うオープニング歌は劇中でもいいタイミングで一回流れる♪女〜、それは〜♪谷川俊太郎による歌詞全文をどこかで読めないものか。