サセナッフ

さよなら、僕のマンハッタンのサセナッフのレビュー・感想・評価

3.6
原題はThe Only Living Boy in New York。サイモン&ガーファンクルの楽曲から。
邦題はちょっと悩み多き青年トーマス(カラム・タナー)のある時期を卒業を意味して「さよなら僕のマンハッタン」なのかな。

前半はスローテンポな展開だが、すべての点がつながりすべてのテーマが丸く収まる。トーマス(カラム・タナー)の成長の物語。
父の愛人のケイト・ベッキンセールは静かで美しい。顔の美しさだけじゃなく低めの声とか佇まいがエレガント。

最後にどんでん返しがあって少しウッディアレン風の台詞もインテリっぽく洒落てた。
ニューヨークのマンハッタンの優れたロケーション、この街だから成立した映画な気がする。
あまり難しく考えず、90分位に上手く纏まってるのでサラッと見れる。

ハリウッドの商業型映画と違うこういうインディー系が好きな自分にはぴったりだった。
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