88ほんめ
大学卒業後、進路を決めかねているニューヨークで暮らす青年の話。
友人だけど心が男女として通じ合っていると思い込んでいる女子はいるけど今の人生にどこか刺激が足りないと感じる日々。
しかし風変わりなおじさんと出会い人生について本音を打ち明け相談するようになったり、父親の浮気判明などを通して自分の本心と向き合うように。
人生の色々に悩む青年の心情を尊く描くのが上手いマークウェブ監督の作品は好きなので鑑賞。
たしかにカラムターナー、いかにもマークウェブが好きそうな見た目だな〜。私はファンタビのテセウス役で知ったけどニュートの兄弟役はほんとバッチリあってたな。エディレットメインみがあるもんよ。顔もだしあの細くて長くて猫背な感じ。
青年が主人公トーマスだけどぜんぜん今回は爽やかではなく、だいぶ汚い。
初手、ミミに酷い嫌悪感。
主人公トーマスが自分に想いを寄せてるの知ってて彼氏もいんのにトーマスとベタベタすんの都合良すぎだし服装も嫌いで超イライラ。
トーマス可哀想だろ!と。
そのあとはトーマスの父親。
色々理由はあるんだろうが若い女と浮気しているという。母親を心配するトーマス。
トーマス可哀想だろ!と。
次に父親の浮気相手の女、ジョアンナ。
父親と関係してるのにその美貌でトーマスをまどわしトーマスとも寝まくり彼を本気にさせるという。
トーマス可哀想だろ!と。
でもこれだんだんトーマスにもモヤモヤしてくるヤツで、若いからか、はたまた人間の性なのか「誰でも良いから愛されたい」、「女みんな可愛い」感がすごい。
さっきまでミミ可愛いーだったのに次はジョアンナ。コロコロ変わり、どっちつかず感がなあ笑笑 あんなもんなのか?
主人公は刺激を求めているので「人生経験が少ない」と言い張ってても父親の浮気相手と関係を持つのでだいぶヤバい。度がいきすぎている。
ジェラルドの正体が分かった時は全然予想してなかったんでびっくりした。彼が我が子のように主人公のもの書きの力を誉めてくれ応援してくれるところはいいなと思った。
結局ミミともジョアンナとも終わってしまうが彼はもの書きの道へ行くのだろうか?
んー、オチはパッとしなかったな。
青年の人生のうちのちょっと混沌とした部分、1ページをちょっと見せて貰った感じ?