マーク・ウェブ監督作品は制覇してるけど、今作は退屈してしまった。それに「The Only Living Boy In New York」に対してこの邦題も恣意的だよなぁ。
最後のオチ以外は愛と恋と性欲の区別もつかない青年のグダグダと、スノッブな世界の住人たちのメロドラマ、とくに意外性もない。
けしてストーリーが退屈なわけではないのだけど、少々現実味が無いというか伏線が中途半端というか…登場人物たちの行動が唐突に感じてしまう。トーマスの才能の描き方やジョハンナが惹かれた理由とか、流石に薄いでしょ。
でもジェフ・ブリッジスの演技はこれまでみた中で一番好きだったし、不器用な父親たちの愛を感じられる映画でした。
