実際にあったパン屋強盗の話。
絶妙な間と会話、そしてシンプルながらも感情移入しやすいストーリーで面白い。
無職の男はパン屋を見つめる。
そして、パン屋に入っていき、ナイフを見せびらかして、店主の女性が身動き出来ないようにする。
後はレジから現金を盗むだけだが、これがなかなか上手く行かない。
挙げ句の果てには、お店に現れたお客さんの接客までする事になる…
冒頭のナイフ捌きとは一点、彼の不器用な接客に思わずニヤっとしてしまう。
短い時間ながらも綺麗な起承転結があり、個人的にはかなり好きな類い。
最後の店主の一言が大好き。