○感想
Disnyの1939年の作品。この作品を観た後に1931年の作品を観た。1939年の方がアンデルセン童話に近いストーリー。1931年の方はだいぶアレンジしたストーリー。
8年間でこんなに変わるものか!と思った。ストーリーは当然として、絵が違いすぎる。
1931年の絵は『蒸気船ウィリー』のように、動物のデフォルメが強い。白黒で、アヒルの子が白なのに対してハクチョウの子は濃いグレー。アヒルの親もグレーなので、なんならハクチョウの子の方が親子っぽい。『みにくいアヒルの子』だからアヒルって書いたけど、親はニワトリっぽい絵だった。みにくいニワトリの子???
1939年の絵はリアルさがある。カラー。アヒルは雄鶏は顔が青く、雌鳥は体全体がベージュ。アヒルの子は黄色でハクチョウは成鳥も子どもも白。
以下、あらすじ
○あらすじ
あひるの夫婦にヒナたちが生まれる。
一匹のみ身体が白い。
みにくいあひるの子はあひるの群れから追放される。
本当の家族を探す。
どの群れも彼には合わない。しまいには木の鳥のおもちゃが水に浮かんでいるのを親だと思う。気づかず自分で揺らす。その揺れのせいで、木の鳥のクチバシがみにくいアヒルの子の頭の上をつつく。痛い。
一人泣く。
そこに自分にそっくりな鳥たちが近づいてくる。母親のハクチョウとハクチョウの子どもたち。母ハクチョウに抱きしめられる。