Amazonプライム・ビデオ見放題終了間近のマブリー映画です。
悪人しか出てこない、裏社会もので、テーマとしては、ケン・ローチ監督やダルデンヌ兄弟監督を目指しながらも、微妙なところに不時着した印象です。
二組の監督名をあげましたが、本作の行き場のない若者たちが裏社会の人間に搾取され、犯罪には犯罪で返すしかない泥沼、衝撃のラストなど、似ている印象からです。
そっちによせすぎたらもう少し良かったのかもしれませんが、なんともいえない微妙な感じはします。
シナリオが良くないのではないかと思いますが、群像劇的に話を広げられるわけではなく、より添い遂げるところまでもいかないキャラクターとの距離感。
マブリーゆえにアクションが逆に増えている印象もあり、アクション映画としても社会派映画としても中途半端な選択の映画になってしまいましたね。
