昨日見たハレルソンのロストインロンドンに続いてクーガン&ロブが自らを演じたグルメトリップシリーズ第3弾アマプラ。
映画として何も起こらない何も変わらない前二作より映画に近づき、特にクーガンの悩みが大きく描かれる。前作を踏襲しながらグルメと調理描写を挟みながらくどいクーガンとロブのモノマネ合戦からマウントの取り合いは相も変わらず、夢落ちや息子の問題など映画に必要な起伏が登場してる。期待していた一夜のチョメチョメはなかった。
このシリーズの面白味は映画なのに映画的劇的展開を使わないことや、日常から離れた彼らに日常が追い付くスマホでの会話が重要で劇中のアクセント起伏になってる。ウインターボトムの巨匠ながらの中庸さも良い方に作用している。スペインということでまさかの時のスベイン異端審問はパイソンファンなら喜ぶだろう。またラストはドンキホーテと重なるエンドになってる。ギリシャへ続く。