EDDIE

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結のEDDIEのレビュー・感想・評価

4.8
極悪非道なヴィラン集団がハンパなくぶっ飛んだ最強の娯楽作!
映画終わって「楽しい映画観たな〜!」と久しぶりに素直に感じた。
とにかく脚本の美しさに唸り、最後は泣いた。本当いい仕事してます。

IMAX最速上映試写会に行ってまいりました。

「こういう娯楽作を待ってた!!!」

今年は『ゴジラvsコング』という大作映画が公開されましたが、スケール感は物凄かったものの個人的にはあまりハマらなかったので、本作の「こういうの待ってた」感に感動すら覚えました。
『ワイルドスピード ジェットブレイク』や『007/ノータイムトゥダイ』、MCU各種作品と大作の公開が控えていますが、本作のような驚きと感動を再び味わわせてくれると嬉しいものです。

さて、本作はデビッド・エアー監督『スーサイド・スクワッド』の続編。
前作から引き続きのキャストとしてはハーレイ・クイン役のマーゴット・ロビーとリッグ・フラッグ役のジョエル・キナマン、キャプテン・ブーメラン役のジェイ・コートニー、アマンダ・ウォーラー役のビオラ・デイビス。

登場人物たちを整理しておくと、

・ブラッドスポート(イドリス・エルバ)→スーパーマンに瀕死の重傷を負わせた凄腕スナイパー

・ハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)→お馴染みみんなのハーレイクインちゃん♪

・ピース・メイカー(ジョン・シナ)→平和主義者の暴力男⁉︎凄腕のガンマン

・ラットキャッチャー2(ダニエラ・メルヒオール)→ネズミ使いでいつも寝坊助な美女

・ポルカドットマン(デビッド・ダストマルチャン)→水玉(ポルカドット)を投げつけて戦う名前の通りのスーパーヒーロー⁉︎

・キング・シャーク(声:シルベスター・スタローン)→脅威の人喰いザメ!トモダチほしい

・リック・フラッグ大佐(ジョエル・キナマン)→正義感にあふれるタスクフォースXのリーダー

このあたりをおさえておけば大丈夫でしょう。

冒頭からオープニング、そして本編と鮮やかな展開で魅了され、騙され、驚かされ、圧倒され、そして泣かされます。
とにかくキャラの設定を伏線として活かす脚本の美しさには唸ってしまいました。

ブラッドスポートとピースメーカーのキャラ被りも本来映画として面白さを半減させる要素であるにもかかわらず、彼らがキャラ被りしている意味がきちんと活きてくるんですよね!
この2人のあのシーンやあのシーンは興奮が隠せませんでした。

ハーレイクインは鮮やかなアクションで魅了してくれます。もはや特異なキャラが際立ったキャラではなく、きちんとキャラとしての面白みは継続させつつ、戦闘要員としてのレベルアップ具合は素晴らしいです。
彼女の新しい戦闘スタイルにも要注目です!

あとラットキャッチャー2が意外性あってよかったですね。ハーレイクインに負けず劣らずなヒロインとしての活躍。
なぜ2なのかは本編を観ていただくとして、ネズミ使いという一見あまり役に立ちそうにない能力が最強に活きてきます!
演じたダニエラ・メルヒオールは本作がハリウッドデビューのポルトガル出身女優ですが、本作をきっかけにどんどん売れてほしいですね。

そしてお待ちかね、スタローンがボイスアクトをしているキングシャークです。
もうね、可愛すぎですよ。劇場公開されたらグッズも発売されると思いますが、彼関連のグッズは大ヒットするんじゃないでしょうか。もう彼の愛着湧くキャラクターに夢中です!
すべての仕草が可愛い!スタローンの声もめちゃくちゃ合ってるんですよねぇ。

公開前の作品なので極力本編には触れずにキャラ紹介に徹しましたが、作品自体は目が離せなくなる面白さ。
アクションの爽快さや壮絶さ、R15+の人体損壊描写も満載で大満足。
コメディとのバランスも絶妙で、笑いあり、アクションによるスッキリ感あり、感動ありのハリウッド超大作では近年稀にみる超絶大傑作だと太鼓判を押させていただきます!!

とはいえなんだかんだ一番お気に入りはイドリス・エルバのブラッドスポート隊長かなぁ。めちゃくちゃカッコいい!

※2021年新作映画105本目
※TOHOシネマズ新宿IMAX試写会にて
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