KeiRalph

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結のKeiRalphのレビュー・感想・評価

4.3
ジェームズ・ガンのもはや戻る場所が無い(当時)背水の陣的状況と、ワーナー&DCの「YOUやっちゃいなよ」的フトコロが見事にマッチアップした憂さ晴らし全開映画。これで現版を真摯な姿勢で作ったデビッド・エアーが、更に割りを食って気の毒。

でも、どっちが面白かったかと言われたら、こっち、と認めざるを得ない…

前回はハーレイ・クインだけ勝ち残り(キャラ的に)みたいな感じでしたが、今回はほぼ全てのヴィランのパーソナリティが絶妙なバランスで確立。冒頭のガン作品必須マイケル・ルーカーの使い方&終わり方までで、どういうスタンスで見せる映画かを言い表してました。

序盤で述べた通り、どのヴィランも魅力的でしたが、皆さんも同じくでしょうが、一番鷲掴みにされたのは、ポルカドットマンではないでしょうか。あのオカンの演出はずるい。

とにかく、初めから終わりまで、ダレなしで走り切った感じ。ガンも結局元の鞘に収まってホッとしたでしょうが、GOGとの二足の草鞋をこのテンションで維持していくの、かなりハイカロリーでは無いでしょうか…?
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