あ

世界で一番ゴッホを描いた男のあのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

観て良かったと思える作品でした。
中国人への見方も変わりました。
最初は絵に対して情熱的で絵の画家のこともリスペクトしていて、いいなぁと思いながら見ていました。
そして、こんな凄い技術を手作業でやっているのにお金に困ってる?どういうこと?と思いました。
念願のオランダに着いてお得意さんのお店で自分の絵について喜びながら見ていた時、売り子のおじさんが「この原画は安いよ」と本人に言っているシーンは本人が誇らしそうに描いていただけにすごく悲しくなった。
そして、自分の絵は高価な場所で売られてると思ったら、実際に売られていたのは土産店。しかも売った価格の数十倍も価格の違う絵もあることを知ったシーンも残酷だと思った。
ただ、支え合える仲間と家族の存在は本当に素敵で、中国は悪質にマネするという印象がありましたが、今回の主人公は画家を尊敬し、自分の仕事に誇りを持った忠実な人でした。
普段の映画のように作られた演技ではなくて、皆本気でぶつかっていて人間味がありあっという間に観終わってしまった映画でした。
これからは彼だけの作品もたくさん作って欲しいと思いました。
あ