えそじま

巴里の女性のえそじまのレビュー・感想・評価

巴里の女性(1923年製作の映画)
3.9
チャップリンもいなければ笑いもないチャップリン映画。ちょっとした仕草や視線、情景の暗示でストーリーや人間心理の綾を映し出した省略の美学。当時の技術でこんな芸当が出来るのはグリフィスかチャップリンぐらいだろう。最初から最後までショットのモンタージュが創意に満ちている。特に、光と視線の動きによって表現される列車到着シーンが素晴らしい。
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