Winnyが良かったので、同監督のこちらも観てみた。
秋葉原無差別殺傷事件を元にした群像劇。
役者さんたちはほぼ無名でしたが、(懐かしい俳優さんもチラホラ)見応えがあった。
都会でギリギリで生きている人々の姿がリアルに描かれている。
日本は世界から見たら豊かな国に映るかもしれないし、実際そういう面は多いと思うが、当然、そればかりではない。
ラストの、人と人とのちょっとした、本当にちょっとしたつながりがとても良かった。
そう言うことってたくさんあると思う。
強くて完璧な人間なんて1人としていなくて、
だから悲しいことも起こるけど、逆のことも起こるんだと思う。
なんか本当に人間って、なんなんだろうな。
この監督さん、Winnyの時にも思ったんだけど、きっと、人が好きなんだろうな。
小橋賢治のインタビューのセリフが全てな気がする。
人に対する、静かな愛を感じます。
もう一つ気になった作品があるので、そちらも近々観たいと思う。