M89

名もなき野良犬の輪舞のM89のネタバレレビュー・内容・結末

名もなき野良犬の輪舞(2016年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

メモ
●ヒョンス、頭が良くて年頃にチャラい感じもあって母親助けながら生きてる普通の子やったのに周り悪い奴らばっかすぎた。こういう作品見るたびによく悪い奴思いつくなぁと感心してしまう。
●主役二人より、話が進むに連れて思った以上にジェホとガプの仲が近しいことと、最後のセリフとかの感じからして元々親友か、歴の長い友達か、それ以上な感じに見えた。主役二人よりこっちの方がブロマンスっぽく見えた。ブロマンスってか友情にしろ、ガプの片想いではある感じやったけど、ジェホはガプのこともただ友達としてでさえ信じることができひんかったんやろな。最初のシーンでジェホの話するのが好きやなって言われてるのも。あとジェホは最後はガプのこと、殺してあげてるように見えた。ガプは要領悪そうやし、今後どうしようもないと思ったんかな。もしかしてジェホも孤児院におってそこで出会ったとか?そんな台詞あったかな?トッポッキの店も思い出の店なのでは?急に庶民的な店で学生だらけしかもど真ん中で食ってるのちょっと違和感あった。友情ものに弱いからこの二人の方がきつかったかも。
●たまに見るけど、ガプみたいに、悪くないとあかんのにヒョンスのように追い詰められても感情殺したりする強さが無くて、でも恐らく他所で生きるには怠惰さや厄介さが目立ってしまう、けどなんか純粋さがあるキャラに結構心やられてしまう。辛い。
●ヒョンスがゲロったときのジェホの表情、元が良い人じゃないとできひん表情やと思うから親が死ぬ前のジェホは普通の良い子やったんかも。
●恋愛系の作品はあんまり気持ちが理解できんことが多くて今回も主役二人はよくわからんかったけど(リフトのネクタイなおすシーンと最後に手を使って殺すところくらいしかそれっぽい感じわからんかった)、ジェホは心中した母親と同じことしてるようにも見えるな。ガプは自分で殺して、死ににいって、若い世代であるヒョンスだけが生き延びるのが。
●煮えたぎった油の拷問のシーンとパクった奴らをボコるシーンでヒョンスはジェホのように平然と卑劣なことができるようになり、ジェホはヒョンスのように凄惨なことから目を背けるようになってるなと思ったけど、考えたら拷問のときヒョンスは一般人で20代そこらの子が見たことない拷問やったやろからそら目を背けるし、ボコるシーンはヒョンスは染まりだしてたんやろけどジェホは良い子をこうしてしまった罪悪感って感じやった。最初のシーンで罪悪感が無いといわれてたのに、ジェホはどんどん感じるようになって「身を滅ぼ」してしまった。
●どんどんサイコパスな感じから普通の人のようになっていくっていうキャラあんまり見たことなかったから新鮮やった。やっぱり子どもの頃の事件がそれだけショックやったんやろな。
●てか関係無いのにシルミドの師弟関係?がここではえらいことになってて内心なんかあたふたした。
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