恵里

サミラの恵里のレビュー・感想・評価

サミラ(2016年製作の映画)
4.6
ドイツ映画。
船の1室に強制送還を拒否してナイフを首にあて立て籠る女性を、説得する通訳。
彼の「助けるから」という言葉を信じてナイフを捨て出てくる女性。
するとその瞬間隠れてた警察に捕まり連れていかれる。
「私には赤ちゃんがいるのよー!」
と叫ぶ女性。その言葉が解るのは通訳の彼だけ。
皆が居なくなり騙した罪悪感の表情の彼。
部屋の奥に行くとカバンに入れられた可愛い赤ちゃん。

いやぁ・・・ラストは心臓ビンタされたような気持ちになりました。
辛い。

移民難民の人達の苦悩や受け入れ側の問題ばかり取り上げられるけど、難民を出す国の解決をしなけりゃならないはずで、そこを正さないと平和はありえやんくて・・・
移民や難民を受け入れまくって様々な問題が起きているヨーロッパ各国。
いつになったら人々が産まれた国で安心して暮らせるのか・・・
国連も金に汚染されてるのか・・・
コロナで有名人になったWHOのテドロスはエチオピア人で、中国はエチオピアに大量の寄付をしたから彼は中国への忖度が凄まじいって言われてましたね。
世界平和を目指す中枢機関がこんなのでどうするのか・・・
かといって「日本がドン!と受け入れる!」と言ったら私は賛成出来る自信はない・・・


彼はこれからどうするのかとても気になります。
いい作品観たな。
恵里

恵里