猫好きの猫好きによる猫好きのための映画。
映画館2018年1発目からどっぷりと癒されてまいりました。
人間と猫の距離感というか、共存の体系が自然とできている街、イスタンブール。トルコ建築が立ち並ぶ景色の中に違和感なくのほほんと猫猫猫。日本は野良猫にエサあげまくるなんてすっかりご法度な社会なわけですが、ここではみんなであげ放題（なのかな）。ああもうパスポートはどこだ！今すぐ行きたい！
ふてこく愛くるしいねこがたくさん出てきますので、お気に入りの１匹をぜひ見つけに来てください。何匹でも可。
一方、映画の中でも触れていますが、都市化に伴う野良猫たちの生息環境の変化に対する警鐘の側面も含まれている。昔ながらの家屋のすぐ近くに立ち並ぶ高層ビル。変わりつつあるイスタンブール。今しか見られないその景色がこの映画の意義のような気がする。
とは言いつつ、そこに住む猫がほんとに大好きな人々の優しい笑顔と時折挟まれるどこか懐かしいトルコミュージックに癒されて、帰りの道中は「猫派と犬派の違い」について盛り上がり、帰ったらしっかり自宅の猫を抱きかかえるのでした。よい。
