猫が教えてくれたことの作品情報・感想・評価

猫が教えてくれたこと2016年製作の映画)

Nine Lives: Cats in Istanbul/Kedi

上映日:2017年11月18日

製作国:

上映時間:79分

あらすじ

生まれたばかりの子猫たちにエサをあげるために市場の食べ物を狙う虎猫の「サリ」、なでられるのが大好きなメス猫の「ベンギュ」、レストラン近くに住みネズミ退治を仕事にしている義理堅い性格の「アスラン」、喧嘩が強く、旦那を尻にしいているくせに嫉妬深い「サイコパス」、下町の市場に住み、そこで働く商売人や客たちと触れ合う看板猫の「デニス」、遊び人風で周囲の大人たちの心を虜にする「ガムシズ」、高級なデリカテッ…

生まれたばかりの子猫たちにエサをあげるために市場の食べ物を狙う虎猫の「サリ」、なでられるのが大好きなメス猫の「ベンギュ」、レストラン近くに住みネズミ退治を仕事にしている義理堅い性格の「アスラン」、喧嘩が強く、旦那を尻にしいているくせに嫉妬深い「サイコパス」、下町の市場に住み、そこで働く商売人や客たちと触れ合う看板猫の「デニス」、遊び人風で周囲の大人たちの心を虜にする「ガムシズ」、高級なデリカテッセンにいつも美味しいエサをもらっている礼儀正しい「デュマン」――古くから猫の街として知られるトルコの古都イスタンブール。生まれも育ちも全く違う、7匹の個性豊かな猫を軸に、イスタンブールの人々と猫の幸せな関係をとらえたドキュメンタリー。

「猫が教えてくれたこと」に投稿された感想・評価

まつき

まつきの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

・トルコのイスタンブール、そこらじゅうに暮らしている野良猫たちの映画
・主役はネコだけじゃなく、実はイスタンブールという街そのものと、そこに暮らす人々。つまり社会。
・そのリンクが面白い
・イスタンブールの何気ない風景、ネコ、イスタンブールの空撮が、ゆったり時間を贅沢に使いながら流れる
・ネコがいたからこそ生きてこれた人、生きてゆける人
・世話をすることで救われる、という話は、『永い言い訳』で池松壮亮が言った免罪符の話をおもいだす
・街の再開発でネコのすみかの危機
・単純にネコかわいい
・ネコがイスタンブールに根付いた経緯が面白い。古くは船の中のネズミ退治役。船から降り立ったネコが繁殖。下水道でどうのこうの〜
いち麦

いち麦の感想・評価

4.0
海上交通の要所イスタンブールだけあって世界中から様々な猫たちが降り暮らす。各家庭が一匹の猫を所有するのではなく街で猫と人とが多対多で緩く繋がっている関係。猫本来の媚びない活き活きとした行動が溢れてる。
20171123鑑賞。岩合光昭の世界ネコ歩きのトルコ版って感じなドキュメンタリー。イスタンブールの街並みとそこで暮らす等身大の猫達をエスニックなBGMで堪能。猫派な自分だが、可もなく不可もなく。映画ポスターの灰色の猫が店の硝子をガリガリして店員から餌をねだるのが印象的だったかな。飲食店や魚屋の周りであんなにうろちょろされたら毛が飛ぶな。衛生面や避妊/去勢の施術が気になったが、お国柄ということで。猫さん達の可愛さに免じて加点。
世界中の愛猫家を敵に回すようだけどね?
これは違った。
猫に罪はないよ?
だから、せめてもの猫に★1.5だ。
本来の本来。猫だけなら★5.0だ。
要は人間が一番要らないってこと(個人的にね)。
DVDが出たらミュートで観てほしい。
(もしも俺と同意見の方が居たらだけどね…)
(猫の声だけ聴こえるミュウト機能なら尚可)

『猫が教えてくれたこと』
原題:Kedi(トルコ語で猫の意)
ホント申し訳ないんだけど…(都内上映館である)銀座や恵比寿向け。いわゆる、その手のミニシアター受け(向け)なタイトルにしたかったのか、近年の猫ブームだかなんだか知らないんだけど本作。だからこれ…当の猫はおろか、実は作品にだってナンの罪もないことになるよね。どうしたってブームだから引っ張って来たようにしか思えないタイミングとタイトル。

『猫』でいいじゃん?
(猫は猫なんだもの(;^ω^))
(『猫』じゃ客来ないってか?)
(じゃあ『イスタンブールの猫たち』とかね)

猫ドキュメンタリーとして猫を追う。
その目線。
構えるカメラの高低じゃなくてね?
あまりに一方的。あまりに人間寄り。
人間の人間による人間のための“それ”

どこにも猫なんて居ないじゃん?Σ(゚Д゚)

だった。(残念ながら俺にはね…)
イスタンブールの街中を闊歩する猫たち。街の一部。風景の一部にサラッと同化してる。路地と言わず、屋根と言わず、遥か高い窓枠に。本作は、そんな中でも個性的な7匹の猫を追ってはいるんだけど…言ってみりゃ猫たちを愛でる[すぐ側の人間たち]。そんな彼ら彼女らの「ハッキリ言って思い込みと自己満足と勘違い(?)スレスレ」に重きを置いた印象が、ど~しても拭えない映画だった。だから、あながち『猫が教えてくれたこと』なるタイトルも間違っちゃいないんだろう(とも思う)。

本編の真。
どこにも猫なんて居ないんじゃない?
(と、思わざるを得ない)
(人間の好き勝手を猫に投影しただけだから)

『猫が教えてくれたこと』
おいでイスタンブール
うらまないのがルールと歌ったのは庄野真代さんだ。トルコはイスタンブール。その猫事情。日本で言えば猫島の猫口密度を(かなり)薄くした港町・主要都市版にでもなるのかな。本編中に(良くも悪くも)目を疑う光景。多々あった。でも、それをこのニッポンと比較して観るのはルール違反だし、郷に入りては郷に従えだ。感心・感嘆のままイスタンブール猫事情を知るのもまた一興だ。一興にして一驚でもいい。

本作に登場するニャンズは基本的に野良だけど…飛んでイスタンブール。光る砂漠でロールな善意の人々による[共存(もしくは共依存)]な関係にある。(←あくまで映画内の[一部]の人物はね) 例えばのエサやりおばさん。エサやりおじさん。きっとニッポンのどの町でもいるわ。

でも本作。
そのケタが違う(;゚Д゚)

一日に鶏肉10kgを用いて、マカロニ…いや、ショートパスタと言うのかな?ギザギザ・ネジネジ型。フジッリと和えたそれを袋に抱え、エサやりに出かけるおばちゃん(愛しいコとの別れから立ち直れないでいるが、自宅にはウジャウジャ別のコが住まう(;^ω^))。

かたや、自身のメンタル面で陥ったオッサン。立ち直ったキッカケが猫のエサやり。浅草寺で鳩にポップコーンぶちまけてるかの如くのそれ。まさにエサやり行脚の毎日。あそこまで行くともう、巨大な猫園。猫街の様相だ(;^ω^)

イスタンブールだから許されるのか。
猫ぎらいな人はイスタンブールにゃいないのか?
猫ぎらいな人々は一切画面に現れないだけなのか?
そこら辺も、実は謎な野澤だった。
なぜか?

実は昔、
エサやりで増えた猫の糞害に憤慨してたからだ。
(うまいこと言ってんじゃないよ、まったく)

犬でも猫でもいい。動物はカワイイんだろう。
でもさ?毎日毎日、玄関前にウンコされてみ?
罠とか毒とかは仕掛けなかったけど石は投げたよ。

『猫が教えてくれたこと』
猫ぎらいから猫ずきに。
初めて飼ってみて。愛してみて。
そして知ったこと。

猫は猫。人間ではない。
(アタシらはアタシら)
だってこと。

猫ずきさんが猫ぎらいを生む。
猫ずきさん、犬ずきさんの数だけ、
きっと猫ぎらい犬ぎらいもいるってこと。
怨念のペットボトルだったり、
トゲトゲシートだったりする、犬猫の罪の無さ。
人間目線で人間社会に取り込む彼ら彼女らのそれ。

だから本作は、俺には合わなかっただけのこと。
愛玩動物として溺愛しデブデブに肥らせちゃう人とか、それでも丸々してて可愛い♪とか、服着せてインスタにアップする人とか、(本編で一番驚いた→)ガンで死なせといて「猫も人間と同じだから(しみじみ…)」に違和感を覚えない人なんかに向いてると思います。そして冒頭の砂漠にロール。もとい。冒頭へループ。

世界中の愛猫家さんたちを敵に回してもね?

野澤にはイマイチ理解できない世界でした。公式サイトのキャスト(cast)紹介ならぬキャッツ(cats)紹介に全く疑問が湧かない人は是非どうぞ。猫に罪はありませんし、猫はどこの国でも猫。その可愛さを堪能するには十分な映画です。

“その”形はどうあれ、一匹の。家族の。
瀕死の仔猫の。迷い込んだコの日々。その命が守られる(護られる)ことの喜びと安堵は、確かに溢れてます。でも…本作は、実は“その”形すら、人間目線過ぎる気がします。…んだけど…、だからこそミュート。ミュウトで観てほしいところがある(;^ω^) 最大限の愛を惜しみなく注ぐそれらにすら罪はない。だから、タイトルありき。ヘタな解釈で観てしまってるコチラの罪なのかも知れない。そこら辺も、実はもどかしかったりするんです。

『猫が教えてくれたことを観て、当の猫たちが「考えてくれ」と言ったかどうだか定かじゃないけれど、もしかしたらそんなことを教えてくれているのかニャン…』が正しいタイトルだと思います。そんな意味でも万人に観てほしい作品です。(←どっちやねん!Σ(゚Д゚))
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『猫が教えてくれたこと』
もう一度、お前に逢いたいということ。
また、ふたりで過ごしたいということ。
他の女には見向きもできないってこと。
あ~あ…ってこと。

飛んでイスタンブール
光る砂漠でロール
夜だけのパラダイス…

近所にあんだけワラワラいたらいいなぁ。
(遠い目)
素数

素数の感想・評価

3.0
映画館で鑑賞。
外国にも岩合さんみたいな人がいるんだなあ。
ネコ目線でネコを撮影してます。
そして、ネコと関わっている人のインタビューで映画は構成されてます。ネコと人間のドキュメンタリー。
最初に出てきた、レストランでお客さんにおねだりするネコと、最後に出てきたお客さんにおねだりしないネコがかわいかった。
おねだりしないネコは、店の外から窓を叩いてお店の人におねだりします。かわいい!!
Marrison

Marrisonの感想・評価

2.1
娯しめた。とっても猫派な私なのだ。が、この映画の中に「発見」はなかった。猫を撫でたい人たちが、自分のキモチを語ってるだけだから。
つい最近観た日本作『世界ネコ歩き』の方が、命ある者としての猫たちの崇高さを深いところから引き出せていて何倍も真摯だった。

猫のおかげで他人の財布を拾えて自分のものにした男の人に、違和感。文化の違いなんだろうが。財布の落とし主にもきっと幸があるようにとアラーに祈ることをどうか忘れないでね。人を愛さない人は動物を本当には愛せない。
「イスタンブールの猫は特別だ」とか「最初、猫が不機嫌な顔をして歩いてきた」とか「犬は神を知らないが、猫は神を知っている。猫にとって人間は神の代理なのだ」とか、それぞれが勝手に解釈してるのを、素敵と思える時とウザイと思っちゃう時が半分ずつぐらいあった。
2017.11.21@YEBISU GARDEN CINEMA
TOT

TOTの感想・評価

3.5
猫と人、ときどきカモメ。
画面いっぱいに映る猫の瞳やお口、首のフサフサ、石畳を踏む小さな足。
古くより貿易の港として栄え、各国の船に乗ってきた猫が降り、船が去っても街に残って暮らしてきたというイスタンブール。
野良や半野良の個性豊かな猫たちと彼らを見守る人々の思い。
猫との交流の先に神を見たり、家族として愛したり、変わりゆく街で共に暮らす者として身を案じたり。
なんてことないドキュメンタリーのようで沁みて、動物を愛せない人は、人間も愛せないって言葉に頷く。
は〜、猫になってイスタンブールに住みたい。
トルコのイスタンブール、猫とヒトの付き合い方、関係の持ち方が素敵すぎる。

イスタンブールの街の写し方が美しい!猫の視点と街を俯瞰する視点が楽しい。

ね・こ・撫・で・た・い
シ

シの感想・評価

2.7
初ドキュメンタリー。
とにかくねこ、ネコ、猫!
『動物を愛せない者は人も愛せない』という言葉が、動物が苦手な私にはぐさっときた。