牛丼狂

ビッグの牛丼狂のレビュー・感想・評価

ビッグ(1988年製作の映画)
2.0
1988年公開。
日本語吹替で鑑賞。

久々に、世間的に「映画」という言葉を聞いて思い浮かぶイメージたる「映画」を観た気がする。
ファンタジーであり、鑑賞時はその世界に没頭し現実を忘れさせ、温かくそして切ないエンドで締める。
ここまで万人受けする作品になった要因は、安定した演技やカメラワークの他には、脚本の力が大きいだろう。
冒頭の舞台説明から事件が予想でき、ちょっと考えればエンドまでの展開が見えてしまうほど分かりやすいのだ。
想定内から逸脱しないからこその安心感もあろうか、観客は容易にその世界観に身を委ねることができる。
しかし私には物足りなさが残る。
万人受けしかがらも安っぽさを出さないような作りをしている『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』を、今一度鑑賞したいと思った。
牛丼狂

牛丼狂