水

少女邂逅の水のネタバレレビュー・内容・結末

少女邂逅(2017年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

すき。
性癖が一点突破された。
不思議な気持ちになる。

モトーラ世理奈ちゃんの雰囲気がとてもよく引き出されている。
掴みどころがなくて、何も告げず消えてしまいそうな雰囲気を出すのが非常に向いている女優さん。
すきすぎる。

思い出のマーニー的な2人の関係とってもいい。
女の子と女の子なのがいい。
つむぎの自由で、強くて、きらきらしているけど、どこか寂しそうな笑顔を浮かべるところがすき。
本当はその反対ってところもすき。

ミユリはつむぎに救われたけど、つむぎといっしょに堕ちていくことはできなかった。
つむぎにはミユリしかいないのに。
そして、孤独なまま、体にしか価値がないと思い込んだまま死んだ。
悲しいけど、きれいな話だと思う。

つむぎは蚕。
外側だけむしり取られて、1人では生きていけない。
蝶になっても、2日で死んでしまう。
そんな蚕みたいに弱い存在だったんだ。
水