脳A

少女邂逅の脳Aのレビュー・感想・評価

少女邂逅(2017年製作の映画)
4.5
[青春]
■あらすじ
いじめをきっかけに声が出なくなった主人公ミユリ。
周囲にSOSを上げることもできず、日々苦しんでいたミユリの唯一の友だちは山で拾った蚕「ツムギ」。
しかし、ある日いじめっ子に蚕の存在がバレ、捨てられてしまう。
その次の日、ミユリの通う学校に「富田紬(とみたつむぎ)」という少女が転校してくる。


↓以下ネタバレ含む感想
画がすっごく美しい…!!!!!!!!!!!!!!
2人ともナチュラルなんだけど自分の空気感がある美少女で、その2人が画面にいるだけで絵画みたいです。
透明感すごい。ずっと幻の中みたい。
このまま美しい画みてるだけで満たされるわ~いいぞ~!って思って観てたけど、
後半にかけて、あれ?この映画めっちゃ深くね?って気づいてびっくりした。
一貫したメッセージ性のあるストーリーで見ごたえがありました。
だからあのときつむぎはああいう発言したんだとか、あの時つむぎはこんな気持ちだったんじゃないかなとか。最後までみるとつむぎに感情移入しながらもう一回観たくなる。

最後、主人公は彼女が抱えてきた感情に歩み寄ろうと思ってリスカしたんだよね。
不思議な感覚。
いちいち説明せずに、行間や登場人物の動作で表現している好きな映画。

魚喃キリコの漫画『blue』好きな人はすきそう。
まぁそれ私なんですけど。
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