ごっちん

血染の代紋のごっちんのレビュー・感想・評価

血染の代紋(1970年製作の映画)
1.0
KINJI FUKASAKU FILMS 21/60

仁義なき戦いが公開される2年前の作品。銃撃戦などは無、まだ『ドス』で突き合うのが常套手段の時代。

映画としては『違う意味で』面白かったというのが現状。無駄な描写が多く、失笑してしまうシーンが多々あり。

梅宮辰夫が懇意にしている、日本語ペラペラの黒人ボクサーが死ぬシーンなんか、全く持って意味がわからず、逆に笑えてしまった。

ラストシーンは深作演出が随所にみられ、
後に大傑作映画を撮り続ける監督の片鱗が見えるが、まだまだ荒いし、迫力も足りない。

しかし、深作ヤクザ映画は、日本における様々な闇の問題が垣間見られるので(今回はスラム街と貧民)非常に興味深いのである。
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