血染の代紋の作品情報・感想・評価

血染の代紋1970年製作の映画)

製作国:

上映時間:87分

ジャンル:

3.5

「血染の代紋」に投稿された感想・評価

otom

otomの感想・評価

3.7
初鑑賞。深作欣二作品にしては何だかヌルい印象。やっぱりどうも好きになれないスカした鶴田浩二と長門勇はちょっと余計な気がした。最後の刺して刺されて団子みたいになっているのは良かった。
面白いんだけどなんか足りない
文太さんが落ち着いた役だからだな多分
鶴田浩二はめちゃカッコいい

このレビューはネタバレを含みます

菅原文太、梅宮辰夫、鶴田浩二、まちがいないやくざ。
最後二人でやりにいくのは良い。
本作の菅原文太はいつもの凶暴さはなく、ちょっと落ち着いた分別ある役どころ。
深作欣二監督は、自身の作風を「『仁義なき戦い』を手掛けるまでは、猥雑を描いているようで、善悪どちらかに偏重していた」といった旨の分析をしていたらしいが、この映画を観ると合点がいく。
在日外国人・売春婦・混血児がうろつくスラム街…猥雑といえば猥雑だが、どこか記号的だ。
菅原文太の立ち位置は甚だ中途半端であり、権力に翻弄された挙句に組も兄貴分(鶴田浩二)も失うが、最後は任侠映画らしく義理と人情によって勝利し、散っていく。
パーツは悪くないし、実際凄く面白いのだが、何かこう突き抜けきれない中途半端さがある。
もう1人の主人公・梅宮辰夫のキャラもすごく立っているのだが、実はいなくても話が成立してしまうし…
xyz

xyzの感想・評価

3.3
横浜のコンビナート建設に端を発した土地の利権を巡るヤクザ同士の抗争劇。
梅宮辰夫、菅原文太という後の仁義なき戦いで相見える2人がヤクザを演じているというだけで仁義ファンには必見の作品です。

組対組、ヤクザ対スラムの住人、様々な策略とそれぞれの思惑が交差する泥臭い人間ドラマでしたが、以外にすっきりというかあっさりしていたのが少し物足りない。冒頭の襲名式やラストの特攻で見せた濃い深作バイオレンスをずっと観ていたかったです。何気に本作で一番格好良かったのは菅原文太の兄貴分を演じた鶴田浩二!仁義なき戦い/代理戦争、頂上作戦における小林旭並みの存在感。

それにしても本作のパッケージが格好良すぎ!古き良き昔ながらの東映ヤクザ物ってどのパッケージも味があって大好物です。新世界国際劇場の手描き看板で見てみたいものですが…無理か。
wkm

wkmの感想・評価

3.0
出身地のスラム街に立退きを迫らざるを得なくなったとき、未だそこに住む両親から浴びせられる言葉を受けながら仕事を進める待田京介。そこもうガッツリ寄りたかった。死んだ待田京介を前にした母親のビンタを受ける菅原文太の佇まいが一番効く。梅宮辰夫がてめえらと付き合うより豚と暮らした方がよっぽど増しだぜと言うの不覚にも良かった。宮園純子のバーに吊るされたオブジェの回転と閉まる扉を繋ぐショットの運動は見所。
横浜仁義なき地上げ合戦でした
文太兄さんあまりハマっ子が似合わないかも知れないす…
最後の刺しつ刺されつ良かったです‼︎
辰兄も若い若い‼︎
 照明と美術がかなり凝っており、すごかったが、やや懲りすぎに感じ、深作映画にしては綺麗すぎると思った。撮影も良かったし、面白かったけど、車でやくざの人波に突っ込むようなアナーキズムを求めていただけに、少々物足りなかった。

このレビューはネタバレを含みます

2015/10/27

深作欣二の東映任侠映画
冒頭の襲名式のシーンからカッコ良いし、
最後に敵対する菅原文太と梅宮辰夫の復讐特攻はシビれた。

プロットに細かいツッコミどころはあるけど、
当時ほんとにこんな利権抗争はあったんだろな、と。
深作監督の血染めのコンビナート


 2012年6月4日 15時25分レビュー

 

1970年脚本内藤誠、脚本監督深作欣二。

はなばなしく若者を殺し合いさせた遺作「バトルロワイアル」

深作欣二を見ようシリーズ。最近DVDも再発売されましたが、東映ビデオにて鑑賞となりました。




さながら

「血染めの代紋」というか

「血染めのコンビナート地上げ編」

であります、冒頭「この物語はフィクションです」

とありますが、よくある任侠物語の

土地、利権を巡る

切った、はった、詰めた物語でありました。

脚本にのち監督昇進の内藤誠が参加。

現在監督作品が再発売中の内藤監督。

お話が義理友情っぽい所がありますが、

物語はとある土建屋に転がる、あちらの利権とこちらの住民の
「揉め」
「火種」
こんなフィクションな地上げが、あったとさ深作印。

ラストの感じは深作カットが満載。

カメラが揺れ

死を覚悟で

突っ込んで行く

ブレブレはじけるラスト

深作っぽいラストで良かったです。

中盤までわりとオーソドックスな地上げ物だっただけに、ラスト深作カットがあり少し熱くなり良かったです。

組長でありかしらの菅原文太

隠れ兄貴で美味しいとこ持っていく鶴田浩二兄貴

訳あり下っ端待田京介

訳あり住民の永遠の「不良番長」梅宮辰夫

理知的現代任侠インテリボスをヤラセたらこの方、渡辺文雄。
渡辺さんの嫌らしさは、いつみても素晴らしい!必見。

現代にもこんなやり口でサバイバルしていそうな人がいそうなんで、怖いです。




さて
深作欣二が描く

血染めの代紋というか

血染めのコンビナート

利権に群がる血染めの金

是非ご覧ください。
>|