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女と男の観覧車のkioのレビュー・感想・評価

女と男の観覧車(2017年製作の映画)
4.7
はー!たまらんね!
ブルージャスミン的なヒリつくイタい映画だったよ。

ワンダーでコニーアイランド観たばっかりですが、今回はもっと前のコニーアイランド。コニーアイランドって日本でいうとどのくらいの感じなんだろう。江ノ島?熱海?

キャロライン&ジニーのトーク場面で、現実に意識が戻ってくるのと同時に照明が変わるところなど、照明の派手な切り替えが楽しい。し、意味がある。

ラストの電話のシーンとかも白眉でした。

今年は「受け入れる」ことが成長であるという映画が多かったと個人的には思っているのだけど、これは「受け入れなかった」映画ですね。監督の前作カフェソサイエティが「現実は分かってるけどね‥‥」というテイストだったのに対し、こっちは現実も過去もとても受け入れられない女性の話であったよ。

息子の火遊びもスパイス。
英語でも浮気って火遊びって言うのかな?
典型的な「構って欲しくて」だよね。
登場人物みんなが、構って欲しくて一方通行で色んなことをする話。
それだけなら回転木馬でもいいけど、観覧車の方が合うよね。上がったと思ったら落ちていくんだから。
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