風来坊

ファースト・キルの風来坊のレビュー・感想・評価

ファースト・キル(2017年製作の映画)
3.0
あらすじを読んでブルース・ウィリス演じる悪徳警官の悪事を偶然見てしまい、追われる単純な話しと思っていたのですが、展開は意外にごちゃごちゃしていてアプローチは工夫されています。

子供と強盗犯の間で独特の信頼関係が結ばれる感じは「パーフェクトワールド」を思い出しました。爆発シーンなど派手なアクションはなく、アクション面は全体的に地味。主人公の右往左往する感じと四面楚歌はサスペンスとして緊迫感がありました。

全体的に地味な物語なのですが父と息子の家族愛とか、強盗犯と子供の絆とかで話を盛り上げている感じですね。個人的なこの物語の最大の謎は野暮ったい奧さんが、どうやってイケメンを夫に出来たのかです。釣り合いが取れてないんですよね(笑)

ブルース・ウィリスさんは相変わらず存在感はあって物語を締めてはいるものの今回の役は彼でなくても何の問題もないような気がします…。ヘイデン・クリステンセンさんは今回の役柄もあるけど落ち着いた感じの俳優さんになったなあという印象。スターウォーズの頃のギラギラ感はないですね。

ずば抜けて面白い訳でもなく、つまらない訳でもない…。とにかく全てが平均点のサスペンス映画でした。
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