ナーオー

ホールド・ザ・ダーク そこにある闇のナーオーのレビュー・感想・評価

5.0
「ウインドリバー」の様な感じだけど、よりダークで不気味な雰囲気。そしてウインドリバーにはあった救いがないのが今作でした。

「グリーンルーム」、「ブルーリベンジ」のジェレミー・ソルニエ監督作品。ダークな雰囲気がとても良かったです。ただすごい難解で不明確なストーリーで、最後まで観ても完全には理解できなかったです。
でもそれ以外のクオリティーは完璧。グリーンルーム同様に終始緊迫感がヤバいくらい良かったし、ソルニエ監督自身が製作中に「俺の作品の中で最も死人が多い映画だよ」とコメントした通り、中盤のM-60で警官隊を虐殺するシーンは自分の映画史に残るくらい衝撃的でした。

「謎」が「謎」のまま終わり、劇中に詳細も考察も一切ないから自分なりの解釈ができる映画でした。なので「謎」のまま終わる映画が苦手な人や嫌いな人はこの映画は合わないと思います。
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