カトヤン

見出された時-「失われた時を求めて」より-のカトヤンのレビュー・感想・評価

4.3
原作を読了すればもっと歓びを享受できるような作品だと思う。
長い話の最終章なので、この作品だけ見ても全体を把握するのは厳しかったです。
ただ映像はかなり素晴らしく、贅を尽くした世界が立ち現われている。(カルティエが全面的に参加している)

「時間」を独特の方法で映像化し、入れ子構造の様になっている。走馬灯が走る感覚というか、ちょっとこういう映像表現は見たことがなかった。
結構複雑に作られているんですが、凄く惹かれるものがあります。
主役のマルセル・プルースト役の人は素人らしく、顔が似ているというだけで抜擢されたそう。

監督のラウル・ルイスは100本近くの映画を製作しているらしいが、彼の作品はほぼ日本では流通していない。
他の作品もかなり気になる。