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悪女/AKUJOのonotoramanのレビュー・感想・評価

悪女/AKUJO(2017年製作の映画)
4.0
アクションが圧巻すぎる。最初の10分の一人称ノンカットアクションだけでも全世界の人が見るべき。一人称視点だと臨場感は出ても状況把握がしづらくなりがちだけど、そこも至極丁寧。鏡に頭を打ち付けられるシーンでようやく主人公の顔が出て、そこから三人称視点に切り替わる演出も秀逸。韓国映画ならではの無双ゲームかってくらいの量の敵が出てくるとこも最高。
その後もアクションシーンがともかくアイデアに溢れていて楽しめた。
一方で途中のドラマシーンはちょっと微妙だ。どんでん返しがそこまで効果的でなかったし、主人公が最後の闘いに向かうまでの展開はもっとやりようがあったと思う。親の仇、かつて愛した人、新しい恋人の思惑、そして最も大事な娘、、と序盤の情報の散りばめ方がとてもうまくてワクワクしてたのに、最後のまとめ方が脚本家変わったんかってくらい下手。
そんな感じで不満もあるけどすごくいいアクション映画だった。韓国すげえなあ〜
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