悪女ではなくアホ女だった。
アクションの趣向、カッコイイシーンの想像力はなかなか中二病してて良かったし、
そして長回しのアクションシーンへの情熱はひしひしと感じた。
限界はあると思うけど、やりたいことがいい映像になるとは限らない。
長回しのシーンはたしかにこの人じゃなきゃ撮らないと思う。
が、観客をもっと意識してほしい。
これなら『ハードコア』の方が、観客を楽しませようとしていた。
手ブレなどを使った表現なのか、低予算のせいなのかわからないが
とにかくカメラワークがチープ。
なんか勿体無い。
「どうやって撮ったの?」がすごい映画。
さらに、ストーリーがチープすぎる。
主人公が初恋に縛られすぎて大事な人間守れないし、まんまと騙されるし、操られるし。
情報院はマヌケだし、警察にすら力が及ばなかったり、大した力がない。
雨と敵の血が混ざった血の雨の下の決めシーンとか、ボンネットに斧さして後ろ手に運転しつつバスに飛び乗るとか、想像力は素晴らしいのに残念。
あれ?ふと思ったけど
これ最初から最後まで主人公の狙い通りだったら怖いな。
それこそ悪女だわ。
さて、どうなんでしょーか(笑)