たむランボー怒りの脱出

鹿の一年のたむランボー怒りの脱出のレビュー・感想・評価

鹿の一年(1995年製作の映画)
4.0
たえず変化していく被写体、広がり続ける宇宙、ある視点から別の視点への切れ目のない転換、そして、それらを実現する一筆書き(長回し)的なアニメーション展開がジョルジュ・シュヴィツゲベルの特徴だったけど、この『鹿の一年』に限ってはそういった驚異的な作家性がなりを潜めてる。
だって、暗転とか切り返しとかグングンズームを普通に使ってるし。多分、この作品に限っては具体的なストーリーがちゃんとあるからだと思う。