しー

囚われた国家のしーのレビュー・感想・評価

囚われた国家(2019年製作の映画)
4.2
おもしろい。

エイリアン新略です!ミサイルが!レーザーが!飛び交います!人類ピンチです!最後エイリアンの弱点見つけました!一発逆転!スペクタクル!大爆発!キスシーン終わり!

という映画ではない笑
パッケージアートもレンタルショップの片隅にある謎SFみたいな安っぽさがあり損してる…。



エイリアンが地球を統治下において9年、地下に潜伏するレジスタンスと、エイリアンの指導の下でレジスタンスを追う警察組織の物語。

エイリアン新略ものもテンプレが出揃って来て、モンスターズやクローバーフィールドなどこんな切り口も出来る。とオルタナティブな演出やストーリーが増えてくるなか、こんな作品。個人的に大ヒット。
伏線の練り方が凄く、思わず飛ばし観で2周目に入ってしまった。キーとなるアイテムの映画の中での視覚的な印象付け方など、最近個人的に映画に求めてるものがズバズバ来た。


電話機を取るシーンやハッキングするシーンはマトリックスへの、ラストシーンはガダカへのオマージュかな?と思ったけど、なるほどどちらも管理社会と統治者への反骨の物語。


余談ですが、某世界的ショッピングサイトのレビューは荒れに荒れて、これ好きだって言ってるやつはカッコつけてるだけとか嗜好を否定するレビューまで出てきてるのがとても残念…
しー

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