孤独の映画好き

空のハシゴ: ツァイ・グオチャンの夜空のアートの孤独の映画好きのレビュー・感想・評価

3.7
芸術系の授業で鑑賞。
主に爆薬や花火を用いた作品を作る芸術家のドキュメンタリー。

芸術家の作品が圧巻かつ繊細で好きだった!
白昼に花火が打ち上がり、煙が濃い色彩となって空に舞う。
花が表現されてるのが凄かったな…。
そしてその後煙が混じり合って虹みたいな優しい色合いになるのが好き過ぎる!
メインのスカイラダーも強くハシゴが伸びてくのが感動的だった。
一方で作品を作るための努力、沢山の関係者が必要なのを実感。
さらに政治や制約がアーティストのアイデンティティを破壊してくように感じた。
金とかそういう制約があると何故作るのか?っていう根幹が揺らぐんだね。
その点バンクシーはその障壁が無いからこそ自由に描き続けるのかな。
今作の芸術家は中国で共産主義の元だから…と思いきやお国の思想に邪魔される恐ろしさ。
面白かったし色々学べた!