Noah

アランフエスの麗しき日々のNoahのレビュー・感想・評価

アランフエスの麗しき日々(2016年製作の映画)
3.2
夏の暖かみが感じられる綺麗な庭で壮年の男女が男女や夏の思い出、性について語り合う。
語り口はだいぶ文学的表現に偏っていて、集中しても何を言っているのか分からなくなる。7割くらいはなんとな〜く理解できるに留まったのが悔しい。

特に男の話は比較的分かりやすいが、女の話はもれなく全部神秘性を孕んだ言葉選びをするから分からなすぎてイライラしてくる。映画を通して「自分のしたい話をして浸っている人の話を聞く」疲れがドッと出てくる。

ただ裏を返せば彼らの中に独自言葉で築かれた世界が確立してされているということだから、そこまで自分を理解できる境地は羨ましくも感じる。極めたら理解されないの典型かも。この映画を作った人も含めて。
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