このもかのも

我は神なりのこのもかのものレビュー・感想・評価

我は神なり(2013年製作の映画)
3.5
依りどころとは…。偽りを盲信している人間にとって真実が救いになるとは限らない。主人公の傍若無人っぷりに振り回される人々が特に哀れ。主人公は本当に人々を詐欺から救済しようしたのか。最後まで身から出た錆さえ撒き散らすクズっぷりに、全く同情できないようになっている。しかし、詐欺師や牧師も保身に走り、信者たちさえ自己犠牲精神というより死後天国へ行くためという利己的動機で動く。まったく後味の悪いこと。
アニメーションについては、クオリティがいまひとつ。終盤の戦闘シーンに力が入りすぎてそのほかの場面との落差を感じる。
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