我は神なりの作品情報・感想・評価

我は神なり2013年製作の映画)

사이비/The Fake

上映日:2017年10月21日

製作国:

上映時間:101分

ジャンル:

3.6

あらすじ

選ばれしは、神の子―。「あなたの信じていることは、“本当”ですか?」 ダムの建設によって水没することが運命づけられた田舎の村に、粗暴なトラブルメーカーのミンチョルが久しぶりに帰ってくる。ところがミンチョルの妻子を含む村人たちは皆、彼の不在中に建てられた教会に通い、若きカリスマ牧師ソンを崇めていた。それがインチキ教団を率いる詐欺師ギョンソクの陰謀だと察知したミンチョルは、村人たちのなけなしの財産…

選ばれしは、神の子―。「あなたの信じていることは、“本当”ですか?」 ダムの建設によって水没することが運命づけられた田舎の村に、粗暴なトラブルメーカーのミンチョルが久しぶりに帰ってくる。ところがミンチョルの妻子を含む村人たちは皆、彼の不在中に建てられた教会に通い、若きカリスマ牧師ソンを崇めていた。それがインチキ教団を率いる詐欺師ギョンソクの陰謀だと察知したミンチョルは、村人たちのなけなしの財産を狙うギョンソクの悪行を阻止しようと奮闘する。しかし村人も警察も札付きのワルであるミンチョルの言い分にまったく耳を傾けず、四面楚歌に陥った彼は“悪魔に憑かれた男”の烙印を押されてしまうのだった…。

「我は神なり」に投稿された感想・評価


新感染の監督を務めたヨン・サンホ監督のアニメーション映画。

ソウルステーションを先に鑑賞していたこともあり、そこまでの期待値はなかったものの…こちらを鑑賞した人がソウルステーションよりは、見応えがあると話していたのを聞いて、気になっていたのでTSUTAYAにてレンタル鑑賞。

なるほど、なるほど。私もソウルステーションよりこちらの方が好き。
オチが皮肉めいているけれど、人間誰もが何かに縋っていたい、それがたとえ真実でなくとも…という一貫したメッセージ性のある今作に拍手。

真実だけが幸せだとも限らないのですね。
人は見たいものばかり見る生き物だなあと。そしてさすがアニメーションといえども韓国映画。人間の心情を描くのは相変わらず上手。
ソウルパンデミックが面白かったので借りた。
ヨンサンホ監督のアニメーション映画。

インチキカルト教団によって洗脳されている村の人々の目を覚まそうとその街で度々トラブルを起こしていた娘を持つ問題児の父が必死になるが必ずしもそれが村にとって救いになるとは限らない……。

正論であっても村の問題児であった男は
村人から悪魔とされるのでだれも聞く耳をもたない。
傍若無人に振る舞う男は家庭を壊して村人を混乱させていく。。


本当に暗い作品でした。

前作同様引き込まれてしまった。
依りどころとは…。偽りを盲信している人間にとって真実が救いになるとは限らない。主人公の傍若無人っぷりに振り回される人々が特に哀れ。主人公は本当に人々を詐欺から救済しようしたのか。最後まで身から出た錆さえ撒き散らすクズっぷりに、全く同情できないようになっている。しかし、詐欺師や牧師も保身に走り、信者たちさえ自己犠牲精神というより死後天国へ行くためという利己的動機で動く。まったく後味の悪いこと。
アニメーションについては、クオリティがいまひとつ。終盤の戦闘シーンに力が入りすぎてそのほかの場面との落差を感じる。
神に愛されない運命の人々...
インチキなのか真実なのかの境界線がおぼろ気になって、深みを増した。
にしても、この孤立した善人にはなれない主人公に取り込まれるね。
助けてくれた若者たちから金を巻き上げようとしてたのは、笑った。
これ実写で観たかったなぁ
新感染のヨンサンホ監督作です

ダム建設のため沈められる運命の小さな村
神父と纏め役の男
カリスマ神父に心酔する娘を取り戻そうとする粗暴なクズお父さんの物語です
主人公がドクズなんで勧善懲悪じゃないところが見どころ
誰に何言っても信じてもらえない狼さん状態

神を信じることについてを咎めたわけじゃないけど、結果そうなっちゃうのね
ラストも皮肉だな

思い出したのはシークレットサンシャイン

韓国映画の暗みや、ヤダみが好きな方にはおすすめ

余談 : TSUTAYAで「わ」で探しても無いなと思ってたらフェイクの「ふ」の場所にあったよ
すごい探したよ!
クロ

クロの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ダムに沈む町の住人の補助金を奪う詐欺師とそれに利用される、曲がった正義感の牧師☆
くそみたいな性格だが、一人詐欺だと気づいている男☆
その男の娘で、大学の入学金を使いこまれ宗教にハマる女☆
何も疑わずに信じているのが幸せなのか、現実を受け入れてしっかり向き合うべきなのか考えさせられる☆
宗教は怖い☆
是非、実写で観てみたい。
監督はキム・ギドクかナ・ホンジンあたりで。
「新感染 ファイナル・エクスプレス」

「ソウル・ステーション」
が非常に面白かったので
同じヨン・サンホ監督作ってことで

ミルフィーユ状の
イヤ味

絵が好みだからか

その
イヤ味が

清々しい

ヨン・サンホ監督
恐るべし!
『新感染』レビューの時にコメントで教えて頂いた作品です。確かに『新感染』の横に面出しで並んでるのを見かけていたのですが、てっきりネッフリとかのオリジナル短編みたいのだと思い込んでました…。『新感染』のヨン・サンホ監督作品でございます。
韓国産のアニメって、『ロボカー・ポリー』とか、良く話題になる『テコンV』ぐらいしか認識してなかったのですが、検索してみるとそれなりの市場があるみたいです。見た目は日本産アニメと大差無い、というか、アジア圏のアニメはもう大体同じルックになってしまってる感じが有りますね。
今作は萌アニメみたいなのでは無くて、程よく写実的でロトスコープ(『スキャナー・ダークリー』とかを淡白にした)っぽい見た目です。ほんの若干動きがぎこちなく感じられましたが、すぐに気にならなくなります。

ダムの底に消える事が決定している寂れた町が舞台。郊外に建つ大きなテントを本拠にして、町の人たちを洗脳、金を巻き上げる宗教詐欺集団。久し振りに町に戻った粗暴極まりない男ミンチョルは彼等と衝突し、やがて悲劇の輪は広がっていく…。

とにかく、暗い!!!貧困、病気、宗教、DV、ギャンブル、詐欺、障がい…etcという、カウカウファイナンスの影がチラつかないのが不思議に思える不幸のカタログ的状況。そして、主人公にあたるミンチョルがホントにイヤ!反知性主義の体現者、はよく言い過ぎで、アメリカ生まれなら確実にトランプ支持者、どころか「トランプ?誰だ⁇」ぐらいは平気で言いそう…。絶っ対に同じコミュニティに属したく無い、超絶どチンピラなのです。(脳内CV:西川のりお)
とにかく関わる人間を手当たり次第に殴ったり脅して言いなりにしたりの剛田イズムなので、必然的に辛そうな人しか出てこないのです。韓国映画って、たまーに主人公が本当の悪人ていうパターンありますよね。これは、…めちゃくちゃ好きな雰囲気のヤツですよ!というか、雰囲気が好きなのであって、映画の展開とかはそこまででは無いかもしれません。ミンチョルの動きが余りに場当たり的の運任せなので、「運命だから」とか言われても納得いかない…。ひょっとして、どう動いてもこうなる運命だって事ですかね?酷い。
メインテーマは、『コクソン』や『シークレット・サンシャイン』にも通じる、“信仰心とは?”のお話だと感じました。なので、信仰心が薄く、それについて取り立てて考えた事もない平均的な日本人には、やや響きにくいかな。もしかしたら欧米人には大変なショックな内容なのかも。カッコいい邦題は、言い得ているのか否かよく分かりません…。
なにしろ韓国ダウナームービー×アニメーションは初体験でしたので、それだけで充分楽しめました。おんなじ話を実写で撮ってたら、どんな感じだったでしょうね。かえって普通になっちゃうかな?
個人的には『新感染』より好きでした。でも…おススメは全くしません!ゾンビに追いかけられる方がずっとマシ!!
もはやホラー映画。観ていてる最中も頭がどうにかなりそうでした。心が弱ってる時に観たら相当引きずりそうですし、これが実写だったら耐えられる自信がありません。脳味噌を揺さぶられました。無性に多幸感のある映画が観たいです(笑)
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