こしあん

ヴァーサス/ケン・ローチ映画と人生のこしあんのレビュー・感想・評価

4.5
ケン・ローチ監督は「ケス」を見て以来ずっとフォローしている。
物腰は上品かつ物静かなイギリス紳士だが、不当な政治や権力に対する反抗心を常にテーマにする気骨ある映画作家だ。社会主義的な理想を持って活動しているのだと思う。
本作は、そんな監督の映画人生を振り返りながら、独自の眼差し、制作スタイルがどう生まれたかを追っていく。
そんなローチ監督が実はCMを作ってたというのが意外だった。BBC時代の映像を見る機会がもはや無いので、改めて見られる機会が欲しいと思った。
偉大な監督の仕事の一端を垣間見れ、さらに理解が深まる。
知らない方には知って欲しい。
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