のんchan

ヴァーサス/ケン・ローチ映画と人生ののんchanのレビュー・感想・評価

4.3
イギリスを代表する社会派監督である名匠ケン・ローチの長編デビューから50周年‼️
BBC時代から「わたしは、ダニエル・ブレイク」までの激闘の映画人生を追ったドキュメンタリー✨

BBCの演出家を経て映画界に進出し、社会の底辺に生きる人々の姿を厳しくも温かいまなざしで描き続けてきた。

本人はもちろん、友人や仕事仲間、対立関係にある人々にもインタビューを行っていて、BBC時代のドキュメンタリー作品や「ケス」「リフ・ラフ」「麦の穂をゆらす風」「天使の分け前」などの代表作も振り返りながら、50年にも及ぶキャリアと作品の魅力を振り返っています。


勝手なイメージで、神経質であまり人を寄せ付けない感じなのかな?と思いきや、素顔のケン・ローチは穏やかで優しくおとなしく控え目で目立たない。
あの細い身体のどこにそのエネルギーがあるのだろう。という実際の裏話を知り、映画を作る強い意志が伝わって来ました。

奥様と息子2人、娘2人にもインタビューしている。(次男は5歳で車の事故で亡くなり、その時の傷心が人格を変えてしまう程だったとか)
という事はお子さんは5人なのかな?

オックスフォード大学の演劇部で出逢った奥様とはお互いの理解者。子供達も皆父親を尊敬している様子がうかがわれた。

素敵なドキュメンタリーでした✨
のんchan

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