最近原作漫画を読み返したので見直した。
何の気なしに見たけど、よくよく考えてみるとあの事件やワクチン関連の昨今の時世を考えさせられる。
「世の中に不満があるなら自分を変えろ。
それが嫌なら、耳と目を閉じ、口を噤んで孤独に暮らせ。それも嫌なら……! 」
「僕はね、最早貴方達の世界に関わるべきではないと考えていたんですよ。
その掃き溜めの様な世界に付き合っていると、本当に嫌になっちゃうんだ。-中略-
全部解ってたのに。言ってみれば、大いなる無駄に疲れちゃったんです。残念ながら…」
"光学迷彩をしながら読唇術でこちらの会話を盗聴しているAIロボットがいるから、電波妨害室内でリンクした意識での会話をしながら、口頭ではダミーの会話をする。"
一瞬でこれだけのSF描写しながら、全てが電子情報化した世界で、情報化出来ない見えない意識や本能="ゴースト"の囁きが事件解決を導く。
音声認識の画像解析シーンどっかで見たなーって思ったらブレードランナーだ。
かなり端折られてるっていうかこんなに切るところなかったのか〜とシリーズの完成度に驚いた。
全員が全ての情報に高度にアクセスできるようになり、個人で好きな情報を得るようになった結果、分断が加速するのではなく、むしろ情報が並列化され個人で動いているように見えるが、それらは複雑に絡み合い集団的な総意に基づいた行為となる。
つまり個性が失われるという未来予測。
…らしいんだけど、なんでそうなるんだっけっていうのはもう一回シリーズ見ないと分からなそうだな〜。