やーすけ

ハッピー・デス・デイのやーすけのレビュー・感想・評価

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)
3.3
ループものの好編。学園ものとスラッシャー映画を組み合わせた設定かつ、上映時間が1時間半ちょっとと細かい所は気にせず気軽に楽しめるのが良い。タイムトラベルものの派生系として80年代からチラホラと出だしたループものの映画も気がつけば40、50年の歴史を持つまでになった。タイムトラベルものと同様にジャンルを跨いで秀作、珍作が生まれるのが面白いところで、本作でも言及のあった「恋はデ・ジャヴ」はラブコメとして観れるし、「ミッション:8ミニッツ」はスリラー、「オール・ユー・ニード・イズ・キル」や「デジャヴ」はSFアクションといった具合。それだけストーリー上の骨格になりうる強固な設定なのだと感心する。改めてその源流にあたる筒井康隆「時をかける少女」、映画においては押井守「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」などを見直したくなる。
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