高楊枝

ハッピー・デス・デイの高楊枝のレビュー・感想・評価

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)
4.2
洋画で、ビッチが出てきて、ループもので、ホラーとコメディがバランスよく配分されていて、でもグロ過ぎない、あと青春要素まである、

そんな映画が…あった。

主人公のツリーは「即断即決行動力の化身系パリピ女子」

頭が痛くても、一歩外に出たら頭痛に負けないタフな動きをしてるあたり行動力にステータス全振りしてる。

彼女はきっと大人になっても、阿保みたいに寝て夕方起きるような休日の過ごし方はしないでしょう。

そして彼女は同じことを二度やることも退屈系女子。
昔先生が言ってたであろう「同じこと二回言わないからね!」と言う言葉だけは覚えてた模様。

自分がループしてることを前世で「口頭説明」したら、今世では「これから起こることを予知」したりして楽しませてくる。
2回も同じこと言うのが面倒なのは視聴者も同じなんで非常にありがたい配慮。というか巧い。

さらには、同じ過ちも繰り返さないあたり抜かりない。
前前前世ではナイフだし、前前世はバットだし、前世はトラックだし、今世は…と多種多様。それがグロくないどころか、むしろリズミカルまであるのが大変気持ち良い。

多少死んだってへこたれないけど、死んでいく中で彼女も考えが変わりつつあるところも見所。

明日を夢見る全方位感謝型即断即決即行動系恋する乙女は強い。


追記
主人公の考えの変化(成長)により行動も変わる。それを逆手にとっているのは良かった。
高楊枝

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