まめだいふく

コードネーム:ストラットンのまめだいふくのレビュー・感想・評価

3.0
 米国のネイビーシールズと英国の特殊部隊SBSが手を組み、テロを阻止するという内容のアクション。
 SBSの方が歴史は古く、ネイビーシールズはSBSをモデルとして誕生したらしい。だからと言って、英国側が先輩風吹かせて米国側とギスギスするなんて展開はなく、あくまで仲良くやってます。

 カーチェイス、ボートチェイス、内通者、仲間の死等々……こういった類の映画あるあるをしっかり押さえている、いい意味で捻りのない作品。

 トーマス・クレッチマン演じるテロの首謀者がなかなか恐ろしい。感情をあまり表に出さず、人を殺すこともためらわない。ドン引きするほどの大量殺戮も平気でやってしまう。口数が極端に少ないことがかえって不気味さを増していて、むしろ主人公たちよりも印象に残った。

 クライマックスシーンは残念ながらツッコミだらけ。何もない道路上で突然きりもみ回転してクラッシュする車、ピンを抜いた後、かなり長い時間爆発しない手りゅう弾等々。

 でもそんなことよりも邦題がおかしい。ストラットンって主人公の名前なんですが。何でコードネームなんて余計なもの付けたの?
まめだいふく

まめだいふく