祈りの幕が下りる時のいとＪのレビュー・感想・評価

まず、ストーリーが良い。原作からして良いんだろう、犯人像は二転三転四転……３つの事情が複雑に絡み合う。2時間とは思えない密度の濃さ。そして共感できる犯人に泣かされる。

映画後半は、阿部ちゃんよりも小日向文雄が主役だった。とにかく素晴らしい演技で全部持っていった。表情ひとつでストーリーを進行してしまった。

広告の「この冬いちばん泣ける」みたいな宣伝文句はあんまり好きじゃないけれど、この映画に限っては間違いないな、と思います。