あまり期待せずに映画館へ行ったが、戦闘シーンのクオリティ高さにビックリ。
最後の戦闘シーンだけなら、最近観た「ハクソー・リッジ」の戦闘シーンと比べて引けを取らないくらい良かった。
特に迫って来る敵戦車群に対してそれを向かい撃つ歩兵隊との死闘は度肝ぬかれた。
最近の戦争映画によく見られる人体破壊などのゴア描写は割と控えめだが、死んでいく兵士一人一人がなまなましくリアルに感じた。
しかしハリウッド映画によくある「起・承・転・結」の分かりやすく面白い展開とは逸脱したり、慣れていたテンポ感とは違った映像編集で違和感は否めない。音楽はちょっと盛りすぎかな、、
あと戦闘前の陣地構築、色んな火器(対戦車砲/対戦車ライフル/重機関銃/野砲)の装填シーン、ドイツ戦車の中から見た光景など、一切逃げずに丁寧に描かれて好感持つ。
CGとおそらくミニチュア撮影で再現された3号と4号戦車の出来は寄りのシーンで若干雑に見えたが、これ以上ないくらいめっちゃ暴れ回ったし、概ね良かった。
とにかく映画館で観て良かった。
・夜間行軍中兵士の会話中でちょいと出る「七人の侍」の話はあり得ないけど、映画的にはアリかな
・ロシアの戦争映画って本当に対戦車ライフル好きだなw