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シンプル・フェイバーのmaiのレビュー・感想・評価

シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)
3.6
まぁまぁ…かな!という感じでした。笑
ファッションはひとつひとつ凝ってるし、主演2人は美しいし。目の保養っていう点では十二分に満足(それこそポスターのオシャレさを裏切らない)なのですが、ストーリー展開が少し物足りない…というか、前半の煽る感じですごく期待させておいて、結末は詰め込みに詰め込んだ行き当たりばったりなものなので肩透かしを食らった気分になりました。

タイプの違う2人のママ友のうち片方が失踪してしまう。それを追ううちに秘密に行きあたる…というのが前半なのですが、この2人は本当に友達と言える仲になったの?エミリーってどういう人?ステファニーって典型的なタイプだけど実際こんななの?
などなど、人間関係やその人となりに少し疑問を抱かせる展開。あらすじで「エミリーが失踪する」ことまでは知ってしまってるので、なかなかに次の展開が楽しみな不穏さが漂っています。
しかし、後半の謎解きパートに突入すると一気に行き当たりばったり展開に。
エミリーの過去を掘り返すけれど、結構簡単にそのヒントを引き当てるし、思い立ったら行動する!くらいの突発さなのに幸運にも真実に行きあたるし…うまくいきすぎでしょ〜と思いましたし、双子までは分かるとして、三つ子までいくと「それアリ?」と言いたくなります。笑
ラストの裏の裏の、そのまた裏の裏をかく展開には「まぁどうせステファニーに軍配があがるんでしょ」くらいの気持ちでハラハラというよりも、主役2人のドロドロした演技を楽しみました。

どのあたりまでが実話を再現しているのか分かりませんが…うーん、サスペンスやミステリーにはなりきれず、かといってドラマパートが面白いというわけでもなく…ひたすらにアナ・ケンドリックとブレイク・ライヴリーが綺麗だなぁくらいにしか…。笑
でも、エンタメ映画としてはそこそこ楽しめるかなと思います。
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