七人の蚊

ミスター・ノーバディの七人の蚊のレビュー・感想・評価

ミスター・ノーバディ(2009年製作の映画)
5.0
[Mr.Sandmanが起こしに来る]

“全ての人類に次ぐ、これが祭りだ!”[100]


記念すべきフィルマークス700本目は前々から気になっていた「ミスターノーバディ」を見ることにした。想像100倍心に染みる映画だった。この映画を見ることになったのも運命。見終わった後は映画の見方が変わるだろう。自分は変わった、いや人生観が変わる。
確かに評価が低いのもわかる。でもそんなことどうでもいい、好きなのは好き。

「ミスターノーバディ」のあらすじは
Butterfly Effect
“小さな出来事が最終的に予想もしていなかったような大きな出来事になってしまう。”まさにこれだ。
簡単なストーリーはニモの人生の分岐点について細かく、丁寧に語っている。ストーリーは時系列がバラバラで断片的でそれぞれの運命を描きに描いてる。運命は自由だ。自由に限度なんかない、だからこそちょっとややこしい内容になっている。あの日あの選択をしていたどうなってたんだろう?と思うことは誰でもあると思う。それを映像化し映画にした。僕もこんなことを思ったことは何百回もある。
「こんなエロ漫画みたいな展開あるかよ!」とか思いつつも、「確かにこれも運命か」と思う自分がいる。本当にいろんな展開を考えながら見てしまう。

ニモと僕の人生は少し似ていた。僕も父と母どっちについて行く?みたいな話になったことがある、結局母の元に残ることになったが、もし父について行ったらどんな人生になってたんだろう。でもこれだけはわかる、母の元に残ったおかげで、この「ミスターノーバディ」という作品に出会えた。

人生は複雑そうで単純だと思ってたけど、複雑かも。いや単純だな、だって1つの道(運命)を歩むだけなんだから。成功も失敗、勝利も敗北もある、だが全てが上手くいく、道を歩くだけなんだから。1度行ったら戻れない、そこだけは注意を。

幸せな時間は戻らない、でもそれを戻す方法がある。それは“妄想”のみ。

天国か天国。地獄か地獄。天国か地獄。人生の分岐点を決めるのは自分自身だ、後悔なんかするのは当然。挑戦をするかしないか、これが全てだろ?『挑戦をしまくるんだ、自分よ』
この人生を、この祭りを、このゲームを、全力で賭けて、全力で楽しもうじゃないか。
七人の蚊

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