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ミスター・ノーバディのfmofmojimoのレビュー・感想・評価

ミスター・ノーバディ(2009年製作の映画)
4.0
技術の進歩により、人類が不死身となった2092年。最後の「死ぬ」人間となった118歳の男性。彼の死ぬ瞬間は世間に生中継されているが、過去についてはなにひとつ知られていない。
彼は一体どんな人生を歩んできたのか、ジャーナリストは病室に忍び込み、彼は過去を語る。
彼ニモ・ノーバディが、最初の大きな選択を迫られたのは9歳のとき。
そこから樹形図のように、人生は枝分かれしていく。時には戻って選択し直し、時には別の枝の選択を生き、どれが彼の選んだ人生なのか。ジャーナリストは混乱する。

どの選択も、あり得た。そしてどの選択も、幸せな瞬間があり、不幸な瞬間がある。
どうしていまの自分が現実だと思えるのか。

どこかに、他の選択をした別の自分がいるかもしれない。その選択がだれかの運命を変えて、それがまた自分の運命を変えるかもしれない。

パラレルワールド。
考えさせられる。
ジャレット・レトーいつも違う人にみえる。すごい。
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